こんな場面を想定しています
電子レンジの上に30cmほど空間が余っている。トースターや調味料、ラップの箱を置きたいが、レンジは使うたびに熱を持つので直接ものを載せてよいのか分からない。またぐタイプのラックなら本体に触れずに済みそうだが、うちのレンジが脚のあいだに収まるのか、商品ページを見ても内寸が書いていない——このページはそういう状況を想定しています。
この記事が不要かもしれない人
読む時間を無駄にしないために、先に「向いていない人」を挙げておきます。
- 説明書が本体上方に10cm以上のクリアランスを要求している機種を使っている人。またぐタイプでも脚や棚板が放熱経路に入るため、指定より狭くなるなら避けるべきです。まず自分のレンジの設置条件を確認してください。
- レンジ台やキッチンボードに据え付けの棚がすでにある人。上方の空間がもともと区切られているなら、ラックを足す意味は小さくなります。
- オーブンレンジとトースターを一台にまとめられる機種への買い替えを検討している人。ラックを買う前に、そもそも2台必要かを決めたほうが省スペースになります。
比較する基準
1. 設置方式(天面置き型かまたぎ型か)と放熱
2つの方式があり、性質がまったく違います。天面置き型はレンジの上面に脚を載せて棚を作るもので、安価で低く、レンジの幅に依存しません。ただし本体の上面に直接荷重がかかり、上面から放熱する機種では熱の逃げ場を塞ぎます。またぎ型は床(またはレンジ台)から立ち上がる脚でレンジをまたぐもので、本体には触れませんが、レンジの外寸が脚のあいだに収まる必要があり、背も高くなります。どちらを選ぶにせよ、まず自分のレンジの取扱説明書が指定する上方・側方のクリアランスを確認するのが先です。ラックの商品ページに書かれた「耐熱」表記は、ラック自体が熱に耐えるという意味であって、レンジの放熱条件を満たす保証ではありません。
2. レンジが入る内寸が公表されているか
またぎ型で最も重要なのに、最も書かれていない数値です。今回のまたぎ型2製品はいずれも外寸(幅・奥行・高さ)は明記していますが、脚の内側の有効幅と、棚板下までの有効高さ——つまりレンジが実際に入る空間の寸法——を公表していません。外寸から材の厚みを引いて推測することはできますが、当サイトでは推測値を仕様として扱いません。またぎ型を検討する場合は、購入前に出品者やメーカーに内寸を問い合わせるか、レンジの外寸に対して外寸で数cm以上の余裕を見ておくことをおすすめします。天面置き型については、棚の下の有効高さ(棚から棚への高さ)が公表されている製品があり、そちらは何を置けるかを事前に判断できます。
3. 耐荷重と、そこに何を置くか
今回の4製品の耐荷重は5kg〜10kgですが、表記の粒度が違います。「棚ごとに3kg」なのか「ラック全体で10kg」なのかで、置けるものは変わります。トースターは製品によって4〜6kg、炊飯器は5kg前後あるので、棚単位で3kgの製品には載せられません。調味料やラップの箱を置くのか、調理家電を載せるのかで、必要な耐荷重は倍以上違います。先に「何を置くか」を決めてから数値を見てください。