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浴室・洗面最終更新 2026-09-01

風呂ふた「L14」の4製品を、実寸・方式・重さで比較

4製品を比較

この記事は広告を含みます記事内のAmazonへのリンクはAmazonアソシエイト・プログラムによるものです。当サイトは紹介料を得ることがありますが、製品の評価内容に影響はありません。

こんな場面を想定しています

賃貸の備え付けの風呂ふたがカビてきた、あるいは反ってきたので買い替えたい。ところが通販の商品名には「L14」「M11」「W16」といった記号が並び、それが何cmを指すのか分からない。浴槽の内寸を測ってはみたものの、既製サイズと数cmずれる。小さすぎれば湯に落ち、大きすぎれば浮いて隙間から冷める——このページはそういう状況を想定しています。

この記事が不要かもしれない人

読む時間を無駄にしないために、先に「向いていない人」を挙げておきます。

  • 追い焚き機能があり、家族が続けて入ってすぐ湯を落とす家庭。保温のためのふたを買い足す実益が小さく、ホコリよけなら薄手の保温シートで足ります。
  • 浴槽が円形・楕円・ステップ付きなど、長方形でない人。ここで挙げる既製品はすべて長方形前提で、オーダーカット品を扱う専門店を探すことになります。
  • 浴槽の縁(フチ)が細い、または内側に大きく傾斜している人。既製の風呂ふたは縁に載せて支える前提なので、載せ代がないと使えません。

比較する基準

1. 規格記号(L14など)と実寸のズレ

最初に理解すべきはここです。「L14」は製品の実寸ではなく、適応する浴槽サイズの呼称です。今回の4製品はいずれも「適応浴槽サイズ 75×140cm用」に相当しますが、製品の実寸は73×138cm、75×139cm、75×139.2cm、75×142.5cmと、長辺で4.5cmもばらついています。理由は、縁に載せる方式(全体を縁で支える)と、浴槽内に落とし込む方式で、必要な寸法の考え方が違うためです。したがって「うちはL14」と決め打ちして買うのではなく、浴槽の内寸と縁の幅を実測したうえで、各製品の実寸と突き合わせてください。とくに巻き取り式は、丸めた状態を置くスペースも別途必要になります。

2. 方式(折りたたみ・シャッター・組み合わせ)とカビの出る場所

3方式あり、カビの出方が違います。折りたたみ式は蛇腹状の折り目が谷になり、そこに水が残ります。シャッター(巻き取り)式は細い板が多数連結された構造で、連結部の溝の数だけカビの発生面が増えます。組み合わせ式(2〜3枚割)は板と板の合わせ目だけなので溝が最も少なく、洗いやすい代わりに、外した板の置き場所が要ります。各社とも銀イオン(Ag+)による抗菌加工を謳っていますが、抗菌は菌の増殖を抑える処理であって、水を残さない構造の代わりにはなりません。洗いやすさは構造で決まります。

3. 重量(kg)

毎日開け閉めするものなので、重量は実用性を大きく左右します。今回は2.32kg〜3.2kgと1kg近い差があり、これは持ち上げて立てかける動作の負担に直結します。ただし軽さと保温性は概ねトレードオフで、軽い製品は薄く、厚い製品は重くなります。厚みは今回1.0cm〜1.5cmの範囲に収まっており、この差が保温性能にどう効くかは、各社とも比較可能な試験値を公表していないため、当サイトでは判断できません。数値で言えるのは重量と厚みまでです。

比較表

横にスクロールできます。すべての製品について、良い点と悪い点の両方を書いています。

項目東プレ折りたたみ風呂ふた 抗菌Ag+ L14東プレシャッター式風呂ふた L14東プレAg抗菌 アルミ組合せ式風呂ふた(3枚割) L14Belca(ベルカ)くるくる巻ける シャッター式風呂ふた MS-SL14-W
価格の目安約4,300〜4,400円約4,100〜4,200円約12,000〜12,200円約3,200〜3,300円
方式折りたたみ式シャッター(巻き取り)式組み合わせ式(3枚割)シャッター(巻き取り)式
適応浴槽サイズ(メーカー表記)750 × 1,400mm用75 × 140cm用75 × 140cm用記載なし(型番のSL14がL14相当を示す)
製品の実寸750 × 1,392mm(75 × 139.2cm)75 × 139cm73 × 138cm(1枚あたり 約73 × 46 × 1cm)75 × 142.5cm
厚み11mm15mm10mm12mm
重量約2.8kg(仕様欄には2kgの表記もあり、表記ゆれ。要確認)2.5kg3.2kg(3枚合計)2.32kg
素材・耐熱温度本体 ポリプロピレン / 軟質・すべり止め オレフィン系エラストマー。耐熱温度の記載なし本体 ポリプロピレン / 軟質・すべり止め オレフィン系エラストマー。耐熱110℃本体 アルミ樹脂複合板 / エッジプロテクター オレフィン系エラストマー。耐熱温度の記載なし本体(硬質)・軟質(つなぎ目)・キャップ ポリスチレン樹脂。耐熱100℃
良い点
  • 折りたたむと蛇腹状にまとまるため、浴槽の縁や洗い場の隅に立てて置ける。巻き取り式のように丸めた円筒形の置き場所を確保する必要がない。
  • 実寸139.2cmで適応浴槽140cmに対して余裕が小さく、隙間が生じにくい。
  • 日本製。ミューファン(銀イオン)による抗菌加工。
  • 今回の4製品で唯一、耐熱温度(110℃)が明記されている。高温の湯を張る家庭では判断材料になる。
  • SGマーク認証製品で、生産国は日本。
  • 巻き取り式なので、開けるときに全体を持ち上げる必要がなく、少しだけ開けて湯温を見るといった使い方ができる。
  • 3枚の平板に分かれるだけの構造で、溝も折り目もない。今回の4製品で最も洗いやすく、カビが出る箇所が合わせ目に限られる。
  • 厚み10mmと最も薄く、立てかけたときの省スペース性が高い。表裏どちらも使えるリバーシブル。
  • 1枚だけ外して半分だけ開ける、といった使い方ができる。日本製。
  • 重量2.32kgと今回で最も軽い。毎日の開け閉めの負担が最も小さい。
  • 約3,300円と、同じシャッター式の東プレより約900円安い。
  • 耐熱温度100℃が明記されており、日本製。Ag+銀イオンによる抗菌・防カビ加工。
悪い点・注意
  • 折り目の谷に水が溜まり続ける構造で、カビの発生箇所が構造的に決まっている。抗菌加工があっても、拭き上げないと谷から黒ずむ。
  • 重量の表記が商品説明(約2.8kg)と仕様欄(2kg)で食い違っており、どちらが正しいか商品ページからは判断できない。梱包重量2.56kgという表記とも整合しない。
  • 耐熱温度の記載がない。同社のシャッター式には110℃の記載があるため、比較したい項目だが確認できない。
  • 厚み15mmと今回で最も厚く、丸めた状態の直径もその分大きい。浴槽の縁に立てて置くスペースが必要になる。
  • 細い板が多数連結された構造のため、連結部の溝の数だけカビの発生面が増える。洗うのに最も手間がかかる方式。
  • 巻き取り部分は分解して洗えないため、溝の内部に入った汚れを完全に落とすことは難しい。
  • 約12,000円と、他の3製品の3〜4倍の価格。今回で突出して高い。
  • 実寸73×138cmと、他製品より幅で2cm・長さで1〜4.5cm小さい。縁の載せ代が狭い浴槽では、隙間が広くなるか、支えが不足する可能性がある。
  • 重量3.2kgと最も重く、3枚それぞれの置き場所が要る。洗い場が狭いと、外した板の行き場に困る。
  • 実寸142.5cmと今回で最も長い。適応浴槽75×140cm用のつもりで買うと、他製品より3.5cm長いことになる。縁の外側にはみ出す余地があるか、先に確認が必要。
  • 商品ページに「適応浴槽サイズ」の明記がなく、型番から推測するほかない。今回の4製品で唯一、適応サイズが数値で示されていない。
  • 本体がポリスチレン樹脂で、東プレのポリプロピレンより一般に脆く、経年での割れに注意が要る。耐熱も100℃と今回で最も低い。
購入

各製品の補足

裏取りできた情報のみ記載しています。確認できなかった項目は「不明」「要確認」と明記しています。

東プレ

折りたたみ風呂ふた 抗菌Ag+ L14型番: L14

約4,300〜4,400円

方式
折りたたみ式
適応浴槽サイズ(メーカー表記)
750 × 1,400mm用
製品の実寸
750 × 1,392mm(75 × 139.2cm)
厚み
11mm
重量
約2.8kg(仕様欄には2kgの表記もあり、表記ゆれ。要確認)
素材・耐熱温度
本体 ポリプロピレン / 軟質・すべり止め オレフィン系エラストマー。耐熱温度の記載なし

商品ページには「折りたたみのくせが残っている事がありますが、徐々に解消していきます」「硫黄成分を含む入浴剤や温泉水などを使用されますと、変色することがあります」「塩素殺菌、浴槽水浄化保温装置(24時間風呂)にはご使用頂けません」と明記されています。入浴剤を常用する家庭は、この注意書きを先に確認してください。

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東プレ

シャッター式風呂ふた L14型番: L14

約4,100〜4,200円

方式
シャッター(巻き取り)式
適応浴槽サイズ(メーカー表記)
75 × 140cm用
製品の実寸
75 × 139cm
厚み
15mm
重量
2.5kg
素材・耐熱温度
本体 ポリプロピレン / 軟質・すべり止め オレフィン系エラストマー。耐熱110℃

Amazonの商品仕様欄には「織りタイプ:平織り」「ラグの形状タイプ:バスマット」といった、明らかに風呂ふたと無関係な項目が混入しています(出品カテゴリの誤設定と思われます)。商品説明側の数値は一貫しているため、そちらを採用しました。仕様欄の「厚さ:139センチメートル」も誤りです。

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東プレ

Ag抗菌 アルミ組合せ式風呂ふた(3枚割) L14型番: L14

約12,000〜12,200円

方式
組み合わせ式(3枚割)
適応浴槽サイズ(メーカー表記)
75 × 140cm用
製品の実寸
73 × 138cm(1枚あたり 約73 × 46 × 1cm)
厚み
10mm
重量
3.2kg(3枚合計)
素材・耐熱温度
本体 アルミ樹脂複合板 / エッジプロテクター オレフィン系エラストマー。耐熱温度の記載なし

本体はアルミ樹脂複合板で、フチの部分に銀イオン(ミューファンパウダー)を配合。カラーはホワイト/ホワイトのリバーシブル。耐熱温度の記載がないため、高温での使用可否は確認できません。3枚割のため、適応浴槽の長辺140cmに対し1枚あたり46cmとなり、浴槽内に落とし込むのではなく縁に載せる前提の寸法です。

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Belca(ベルカ)

くるくる巻ける シャッター式風呂ふた MS-SL14-W型番: MS-SL14-W

約3,200〜3,300円

方式
シャッター(巻き取り)式
適応浴槽サイズ(メーカー表記)
記載なし(型番のSL14がL14相当を示す)
製品の実寸
75 × 142.5cm
厚み
12mm
重量
2.32kg
素材・耐熱温度
本体(硬質)・軟質(つなぎ目)・キャップ ポリスチレン樹脂。耐熱100℃

同社は幅75×132cm(SL13)、幅75×152cm(SL15)、幅80×142.5cm(SW14)など、同じシャッター式でサイズ違いを複数展開しています。142.5cmが長すぎる場合は132cmの型番が候補になりますが、こちらは逆に短すぎる可能性があるため、浴槽の実測が前提です。取り扱い開始は2024年12月と、今回では最も新しい製品です。

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価格について

掲載価格は2026年9月1日時点でAmazonの商品ページに表示されていた金額の目安です。風呂ふたは色とサイズごとに型番が分かれ、同じシリーズでも在庫状況によって価格が大きく動きます。とくにアルミ組合せ式は約12,000円と他の3倍以上ですが、これは方式による構造の違いで、同じ組み合わせ式でも樹脂製ならもっと安い製品があります。最終的な金額と、自分の浴槽に合うサイズの在庫はリンク先で確認してください。

次に気になること

風呂ふたを買うと次に問題になるのが置き場所です。折りたたみ式は立てかけ、巻き取り式は丸めた円筒を置くことになり、どちらも床に直置きすると接地面がぬめります。壁に浮かせるマグネット式と床に置くスタンド型の比較は別記事にまとめたので、あわせて読んでください。ここで挙げた4製品の厚み(10〜15mm)と重量(2.32〜3.2kg)は、そのまま置き場所側の対応厚み・耐荷重と照合する数値になります。また今回は各社が比較可能な保温性能の試験値を公表していないため保温性の比較を見送りましたが、保温に特化した厚手のモデル(東プレのECOウォームneoなど)を別記事で扱うことを検討しています。