こんな場面を想定しています
風呂ふたを買い替えたが、置き場所がない。床に直置きすると接地面がぬめり、そこだけピンク色の汚れが出る。浴槽の縁に立てかけると滑って倒れ、そのたびに拾うことになる。壁に付けるマグネット式が良さそうだが、そもそも自宅の浴室の壁に磁石が付くのかどうかが分からない——このページはそういう状況を想定しています。
この記事が不要かもしれない人
読む時間を無駄にしないために、先に「向いていない人」を挙げておきます。
- 浴室の壁がタイル・在来工法・樹脂パネルで、磁石がまったく付かない人。この記事の4製品のうち3製品はマグネット式なので、実質1択になります。壁の判別方法だけ読めば十分です。
- 風呂ふたを使っていない人、または浴槽にふたを置いたままにしない人。ふたを毎回どこかへ移動させる習慣がないなら、置き場所の道具は要りません。
- 浴室に造作の棚やタオルバーがあり、そこに立てかけて安定している人。既存の設備で足りているなら買い足す意味は小さいです。
比較する基準
1. 取り付け方式と、必要な壁の条件
最初に確認すべきはここです。ユニットバスの壁が鋼板系なら磁石が付き、タイル・在来工法・樹脂パネルなら付きません。判別は簡単で、冷蔵庫用のマグネットを浴室の壁に当ててみればわかります。注意点として、付くかどうかだけでなく「平らな面か」も条件になります。今回の1製品は取り付け可能な壁面を「マグネットが付く平らな面・スチール壁面」と明記しており、目地や凹凸のある面は想定されていません。磁石が付かない浴室の場合、選択肢は床に置くワイヤースタンド型に限られます。床置き型は壁を選ばない代わりに、洗い場の床面積を取り、接地部の掃除も必要になります。
2. 対応する風呂ふたの方式と厚み
風呂ふたには折りたたみ式・シャッター(巻き取り)式・組み合わせ式があり、置き場所に求める形がそれぞれ違います。折りたたみ式は蛇腹状にたたんだ塊、シャッター式は丸めた円筒、組み合わせ式は複数枚の平板です。今回の4製品のうち2製品は「シャッター式タイプも収納可」と明記していますが、残り2製品には対応方式の記載がありません。もうひとつ重要なのが厚みで、対応する厚みを数値で公表しているのは1製品だけ(厚さ約2.5cmまで)です。当サイトで比較した風呂ふた4製品の厚みは10mm〜15mmだったので、この製品なら折りたたみ式・シャッター式ともに収まります。ただし組み合わせ式を3枚まとめて立てる場合は厚みが合計されるため、そのまま当てはめないでください。
3. 耐荷重と水切れ
風呂ふたは軽くありません。当サイトで比較したL14サイズの4製品は2.32kg〜3.2kgでした。今回の置き場所4製品の耐荷重は、約3kg・約5kg・約6kg・記載なしと分かれており、最も低い約3kgの製品は、アルミ組合せ式(3.2kg)を載せると公表値を超えます。自分の風呂ふたの重量を確認してから選んでください。もうひとつ、そもそもこの種の道具を使う目的は「濡れたふたを乾かすこと」なので、受ける部分が水を溜めない構造かどうかが効きます。各社とも「乾きやすい」「水切れが良い」と表現していますが、乾燥速度を比較できる試験値は公表されていないため、当サイトでは構造(線材か面か、接地点が何点か)を事実として記載するに留めます。